
「自分はTOEIC 760点とった!」「自分は630点だった」などの会話がよくTOEIC受験生の間でなされていますが、TOEICのスコアはそもそも何点取るとどのくらいすごいのでしょうか?
今回は多くの人が疑問に思っているスコアと順位の関係について書いていきたいと思います。
1. TOEIC平均点は580点
受験する回によって多少は上下しますが、おおむねTOEIC受験者の平均点は毎回580点前後となっています。
下記のグラフが横軸がTOEICスコアの分布グラフで、縦軸が50点刻みのTOEICスコア、縦軸がそのスコアを取った受験者の人数を表しています。

TOEIC得点分布グラフ
このグラフを見ると「545〜595点未満」のスコアレンジに最も多くの受験者が属していることがわかるかと思います。これは、TOEIC平均点が580点である事実とも一致していますね。
2.800点以上はやっぱり難しい
ここからが本題です。〇〇点だと上位△%といわれてもいまいちピンとこない方のために、過去のTOEIC公開テスト全受験者データをもとに各スコアが成績上位何%にあたるのかだけでなく偏差値に換算するとどのくらいかを計算しました。
TOEICスコア | 成績上位何%? | 偏差値に換算 |
---|---|---|
900点 | 2% | 70 |
850点 | 6% | 66 |
800点 | 11% | 62 |
750点 | 17% | 59 |
700点 | 25% | 57 |
650点 | 33% | 54 |
600点 | 43% | 52 |
550点 | 53% | 49 |
500点 | 64% | 46 |
450点 | 74% | 43 |
400点 | 83% | 40 |
350点 | 90% | 37 |
900点だと上位2%で偏差値は70に相当することになります。800点だと上位11%で偏差値は62相当、700点では上位25%で偏差値は57相当、600点では上位43%で偏差値は52相当となります。
自分もTOEICで800点と900点の壁を超えるのに非常に苦労した記憶があるんですが、偏差値換算だとそれぞれ偏差値60、70となるので中級者から上級者、さらには超上級者になるための壁だったと理解すれば納得です。
ちなみに、多くの企業で求められるTOEIC 700点というのは4人に1人がとっている点数(全体の上位25%)であることを考えると、「英語が苦手でも努力によって十分達成可能な点数」とも言えます。企業はそういった努力ができる人か否かということをTOEICで計ろうとしているのではないでしょうか。
3. 950点以上で上位1%以内にランクイン
TOEICを定期的に受験・研究している方々(俗にTOEICerと呼ばれている)によると950点以上で上位1%以内にランクインするそうです。ちなみに自分の場合は900点を取ってから950点以上取るのに1年程度を要しました。そのくらい難しいです。一般的に海外勤務を希望している方でも900点を取れば資格としては十分なケースが多く950点を目指すのは”コスパ”が悪いためあまりお勧めしませんが、TOEICを極めてみた方は950点を最終目標とされてはいかがでしょうか?
4.990点(満点)は全体の0.3%程度しかいない
同じくTOEICerの方々からの情報では990点(満点)を取得できるのは全体の0.3%程度だそうです。これを多いとみるか少ないとみるか・・・。
TOEICの場合、正解数とスコアは完全な比例関係に無かったりしますので、全問正解でなくても満点が付いたりもするんですがいずれにせよめちゃくちゃ大変であることは間違いありません。私のようなオタクを除いてはTOEICで満点を狙う必要はないでしょう(笑)はっきり言ってかけた時間に対するコスパが悪すぎます。まぁ、将来英語教師になりたいとか明確な目的がある方は別ですが・・・。
今回の記事は皆さんのためになったでしょうか?
それではまた。
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